『フォーラム現代社会学』第23号(2024)の目次は、以下の通りです。
目次
▼論文
少女時代の欠如と埋め合わせ
―中国のロリータファッション文化をめぐる生活史から― 馮可欣
ひきこもり経験者が地元・親元を離れることの考察 桑原啓
▼特集 社会学と在日朝鮮人研究
社会学と在日朝鮮人研究 髙谷幸,蘭信三
社会学は在日朝鮮人にとっての国家/民族をどのように捉えるのか 李洪章
インターセクショナリティの視角からの在日朝鮮人女性研究
―交差的抑圧、植民地的家父長制、コミュニティ・アクティビズム― 徐阿貴
在日コリアンと文化的実践―川崎の在日コリアン・ラッパーから考える―川端浩平
コメント
反レイシズムをめぐって 板垣竜太
コメント
在日朝鮮人の複数性と在日研究のアイデンティティ理解 孫片田晶
▼小特集 京都を複眼的に解き明かす
小特集「京都を複眼的に解き明かす」に寄せて 佐藤嘉倫
京都の七夕―文化伝播にみる権威と願望― 川田耕
幕末期祇園の遊女屋名簿からみる遊女と芸者 鍛治宏介
「地域とのかかわりについてのアンケート」から見る関係人口と京都 岡本裕介
▼お詫びと訂正
▼自著を語る
自著を語る~MY FIRST BOOK~ 永田夏来,松村淳
『精神障害を生きる―就労を通して見た当事者の「生の実践」』 駒澤真由美
『不揃いな身体でアフリカを生きる―障害と物乞いの都市エスノグラフィ』仲尾友貴恵
『「ひきこもり当事者」の社会学―当事者研究×生きづらさ×当事者活動―』伊藤康貴
『職業婦人の歴史社会学』 濱貴子
『「名誉白人」の百年―南アフリカのアジア系住民をめぐるエスノ-人種ポリティクス―』山本めゆ
『定時制高校の教育社会学―教育システムの境界と包摂―』 佐川宏迪
『家事育児の分担にみる夫と妻の権力関係―共働き家庭のペアデータ分析―』孫詩彧
▼関西社会学会大会奨励賞 受賞者の言葉
序文―「受賞者の言葉」の輝き― 蘭信三
見田宗介の他者・関係論―概念図式の整理― 德宮俊貴
文化ナショナリズム構築におけるローカル/ナショナルの力学―「戦艦大和のふるさと・呉」を事例に― 塚原真梨佳
台湾の「同性婚」問題をめぐる言説の編成──合法化におけるフレーム調整過程を中心に── 陳暁嘉
「有責な人格」としての「自己」と「十分な自由」の概念分析―我々はいかにして「自己責任」を運用するのか― 稲葉渉太
イスラモフォビアを背景とした国外脱出の研究―フランスのムスリムによるドイツへの移住を事例に― 山下泰幸
▼書評
駒澤真由美 著『精神障害を生きる―就労を通して見た当事者の「生の実践」―』樋口麻里
Edited by Tamara Enomoto, Marlon Swai, Kiyoshi Umeya, Francis Nyamnjoh “Bouncing Back: Critical Reflections on the Resilience Concept in Japan and South Africa” 松田素二
神原文子 著『部落差別解消への展望―人権意識調査結果から人権啓発の課題がみえた―』 阿久澤麻理子
塩田潤 著『危機の時代の市民と政党―アイスランドのラディカル・デモクラシー―』 太田美帆
妹尾麻美 著『就活の社会学―大学生と「やりたいこと」―』 橋口昌治
阿部潔 著『シニカルな祭典―東京2020オリンピックが映す現代日本―』 町村敬志
中里英樹 著『男性育休の社会学』 角能
本郷正武・佐藤哲彦 編『薬害とはなにか―新しい薬害の社会学―』 金子雅彦
真鍋公希 著『円谷英二の卓越化―特撮の社会学―』 松井広志
金悠進 著『ポピュラー音楽と現代政治―インドネシア 自立と依存の文化実践―』 森田良成
村田泰子 著『「母になること」の社会学―子育てのはじまりはフェミニズムの終わりか―』 鈴木富美子
土屋敦・藤間公太 編著『社会的養護の社会学―家庭と施設の間にたたずむ子どもたち―』 大日義晴
▼学会活動報告
2023年度大会プログラム
▽諸規定
▽編集後記 吉田純