下記案内が届きましたので、転記してお知らせいたします。
『新社会学研究』第6号(新曜社,2021年秋刊行予定)では,公募特集のテーマとして「流行と集合行動の社会学」を立て,現在投稿に向けたエントリーシートの募集をしています.どなた様も奮ってご応募ください.「呼びかけ文」は以下のとおりです.
【特集テーマ:流行と集合行動の社会学】
戦後日本は多くの人々が巻き込まれる、大規模な流行現象を何度も経験してきた。玩具の事例を紐解けば、古くはフラフープ、ダッコちゃん、その後のフリスビー、たまごっち、などが挙げられる。情報機器では、ポケベルやPHSのブームもすでに四半世紀の過去のものとなった。飲食品での近年の大流行と云えば、タピオカ・ドリンクであろう。第三次ブームにあたる一昨年からの趨勢は頗る規模が大きく、Instagramでの写真投稿との相性も良く、若年層女性を中心に人気を獲得してきた。本公募特集では、商品やサービスの普及すなわち消費行動やライフスタイルにおける流行はもちろんのこと、これらに加えて、特定の信念や行動様式の伝播や浸透がストリートでの集合行動、社会運動、そして、時には暴動にまでも転化してゆく局面
や過程を視野に収めた論考も併せて掲載対象として扱う。もちろん、近年の、Covid-19 を含む、疾病感染等によるパニックや社会不安もその射程のうちだ。理論的もしくは学史的考察、データに基づく考察、何れも大歓迎。「流行と集合行動の社会学」をテーマとした意欲的な諸研究の応募を望む。
【公募エントリー方法】
論文題目、概要、独創的な主張点等を2000~2500字でまとめ、氏名、所属、連絡先アドレスを記したエントリーシート(書式自由、PDF,ファイルサイズ上限790KB)を、メールのタイトルに必ず【公募エントリー】と記した上で、『新社会学研究』編集同人事務局へ送ってください。
【公募エントリー〆切】
2020年11月27日(金曜)
【査読について】
■ 論文主題や主張の独創性を中心に、編集同人によって、エントリーシートを検討します。内容によっては同人以外の社会学研究者に参考意見を求めることもあります。3~4名に論文執筆を依頼する予定です。
■ 一次審査通過者の論文〆切は、2021年2月19日(金曜)です。
■ 提出された論文は、編集同人が査読し、適宜修正を依頼し、完成をめざします。
■ 論文の分量は(注、文献表示、図表も含み)20000字です。
執筆スタイルは、『社会学評論スタイルガイド(第3版)』
https://jss-sociology.org/bulletin/guide/ に準拠してください。
【エントリーシート送付先】
『新社会学研究』編集同人事務局(甲南大学文学部社会学科栗田宣義研究室内)
メールアドレス nekotarokuritaあっとまーくgmail.com (あっとまーくを@にして送信)
なお,最新情報は,下記サイトに掲出します.
https://js2016.blog.wox.cc/
(情報提供者・『新社会学研究』同人・樫田美雄)