2025年度第76回大会シンポジウムについて

第76回大会シンポジウムは、「時間と空間のいま」を共通テーマとする2つのシンポジウムを準備しています。

シンポジウム1 「空間とコミュニケーションの変容:公私の境界線を問い直す」(仮)

近代社会は、公的領域と私的領域の空間的分断を前提として発展してきた。公私の区分は、都市計画から住宅設計に至るまで、私たちの生活空間を規定する基盤として今日もなお影響を保持している。一方、多様な生活様式の浸透やテクノロジーの急速な進展にともない、こうした画一的な空間設計を解体・再解釈する動きが各所で見られるようになった。建築の領域においても、「公—私」という二元論を超えた新たな構造やコミュニティ形成の実験が打ち出され、人々もまた、従来の空間規定を批判的に読み替えながら、新たな住まい方やコミュニケーション形態を創出している。本シンポジウムでは、こうした空間の変容とコミュニケーションの再編に注目し、公私の境界が揺らぎつつある現代社会に検討を加えていきたい。

このような変化のなかで注目されているのが、公でも私でもない中間領域的な空間の可能性だ。第三の場所とも呼ばれる「サードプレイス」の他にも、例えばコワーキングスペースやシェアハウスなど、働き方・暮らし方を柔軟に組み合わせることが目指されている場では、近代的な労働/家族の枠に収まりきらないコミュニケーションや関係性が生まれていることが期待されている。こうした空間が担う機能や意味合いは、地域社会との連動やオンラインツールの活用によってますます多様化しているだけでなく、コロナ禍を契機としたリモートワークの普及や外出制限が公私の境界をめぐる意識や実践を急速に変容させたことも記憶に新しい。こうした状況は、空間とコミュニケーションの関係について改めて問い直す好機ともいえよう。

そこで本シンポジウムでは、各報告が持ち寄る空間とコミュニケーションに関するフィールドでの知見を手がかりにしながら、近代社会の根幹をなす公私の区分を捉え直していきたい。空間が人々の行為に一定の方向性を与える一方で、人々のコミュニケーションや実践が空間を再編している。この両方向の動きに目配せしながら、フロアを交えて今後の可能性を論じ合う場になればと考えている。

報告者・タイトル案:
永田夏来(兵庫教育大学)                長屋暮らしから公私の区分を置き直す
松村淳(神戸学院大学)                    建築から考える公私の分離と再編
福澤涼子(第一生命経済研究所)    シェア住居の実践にみる公私の新しい接点
コメンテーター:牧野智和(大妻女子大学)
司会:平井晶子(神戸大学)

(研究活動委員 永田夏来・平井晶子)

 

シンポジウム2 近現代における「時間と社会」(仮)

時間は、近代そして現代社会の本質に迫るためのキーワードである。本シンポジウムでは、時間とは何かという哲学的問いではなく、時間がどのように社会を生み出し、変容させてきたのかを社会の一断面、日常の一場面、世界の一地域の現場と現実から報告することで、近代性・現代性の核心についての思考を一歩進めることを目的としている。

現代社会のあり方を論じるうえで、「時間」という契機を抜きにしては考えることができない。もとより近代化の初期にあっては、産業化と都市化、国民国家の成立、交通・通信網の伸長などとともに、時計時間やカレンダーの統一化、そして工場労働や公教育、軍隊などの場を中心とする時間規律の浸透が生じていった。

こうした近代的な「時間」の概念について真木悠介『時間の比較社会学』(1981年刊)は、一方での自然や共同体や他者による拘束からの「自己解放」と、他方での抽象化された時間概念や時計時間へのいわば“再埋め込み”による「狂気」という―真木の言葉でいえば、「時間からの疎外」と「時間への疎外」との―二重の契機をもたらしたものとして、描き出した。

そして時代が現代に近づくにつれて、さまざまな領域での個人化の進展、産業構造の変化と技術革新、とりわけデジタル技術のさらなる発展を受けて、必ずしも従来の時間規律には服されなくなった。しかし今日「タイパ」や「マルチタスク」が志向されているように、時計時間やカレンダーによる桎梏はむしろ強まっており、近代の時間的な「狂気」はとどまるところがない。

そこで本シンポジウムでは各報告より、まず近代的な時間概念が、社会に生きる個人の日常生活へと浸透していったより具体的な諸相を確認し、続いて近代的時間とは異なる時間が生きられていた社会の現実に注目し、異なる時間意識について考察する。最後に、近代的時間が転倒され止揚されるポスト近代の時間の生き方について検討し、今日における「時間と社会」の問題について、討論者とフロアを交えて広く議論をおこないたい。

報告者・タイトル:
右田裕規(山口大学)             「夜更し」の社会史
梅村麦生(神戸大学)               近代的時間形式としての「締め切り」
西井凉子(東京外国語大学)   死と情動:タイのフィールドから
伊藤美登里(大妻女子大学)   デジタル社会と時間
コメンテーター:多田光宏(熊本大学)、松田素二(総合地球環境学研究所)
司会:松田素二、梅村麦生

(研究活動理事 梅村麦生・松田素二)

2025年度第76回大会期間中の一時保育のご案内(事前エントリー受付) 

大会開催中、民間のシッターサービスに委託して託児を提供する予定です。利用に際しては事前申し込みが必要です。エントリーされた方に、後日、詳細(委託先への予約や利用料の支払の方法等)をご案内します。利用するかどうか検討中の方もエントリーしてください。ご不明点は大会託児担当までお問合せください。
(1) 託児の概要
対象年齢:生後3か月から小学生6年生まで (応募多数の場合は未就学児を優先します)
利用時間:大会初日が午後、2日目は午前・午後
利用者負担額:お子さまお1人につき1時間あたり1,000円(税込)
※託児サービスは学会として提供するものですが、その一部について利用者の方々にもご負担いただきたいと考えております。
※2日目の昼食は、保護者の方が引き取って一緒にお取りいただきます。
(2) エントリー期限:2025年4月9日(水)17時
※委託先への予約は利用者が直接行います。委託先への予約締め切りは4月30日(水)を予定しています。
(3) エントリー・問い合わせ先
大会託児担当・竹中
Email: yuji.takenaka(アットマーク)setsunan.ac.jp
※エントリー・お問合せの際、メールの標題は「第76回関西社会学会大会託児」としてください。

(大会実行委員会委員長 好井裕明)

2025年度第76回大会 参加登録・参加費支払いのご案内

2025年5月31日(土)・6月1日(日)に開催される第76回大会は大会参加申し込み、懇親会参加申し込みのいずれも事前申し込みのみで行います。当日受付はありませんので、締め切りまでに参加登録と参加費・懇親会費の振込をお願いします。大会2日目の昼食を希望される方は、それも併せて振込をお願いします。

事前申込は第76回大会ホームページから申し込みいただけます(2月1日より開始予定)。締め切りは5月15日(木)を予定しています。詳細は4月に郵送するプログラムに明記するとともに会員メーリングリストにてお知らせします。

①参加申込
(1)参加申込先:第76回大会ホームページ  https://kansya2025.award-con.com/
(2)大会参加費
*会員区分は大会開催時点(2025年5月)のものを選択してください。

<大会参加費>
一般(会員・非会員) 2000円
学生・院生(会員・非会員)  500円
常勤職にない会員   500円
<懇親会費>※希望者のみ
一般(会員・非会員) 3000円
学生・院生(会員・非会員)1500円
常勤職にない会員  1500円
<大会2日目の昼食(お弁当)代>※希望者のみ
全カテゴリー一律 1000円
(3)支払方法:クレジットカードまたは銀行振込
*銀行振込の場合は、事務局が入金を確認した後に正式登録がなされるため、手続き完了まで少し時間がかかります。クレジットカード支払いの場合は、オンライン上の手続きのみで登録が完了します(銀行振込より簡便です)。
(4)参加申込締切:2025年5月15日(木)(予定)

②申込手順
(1)最初に「アカウントを作成」します。アカウント作成後でないとメールアドレスとパスワードによるログインはできません。
※一般研究報告・「自著を語る」申込でアカウント作成済みの場合、すでに登録したメールアドレスとパスワードでログインできます。なお、前回大会以前に作成されたアカウントはご利用いただけません。新規の作成をお願いいたします。
(2)アカウントを作成すると、すぐに仮登録のメールが届きます。すぐに届かない場合は、迷惑メール・フォルダに入っている(届いている)可能性がありますので、ご確認ください
(3)仮登録を経て、アカウント作成が完了すると、アカウントを作成したのと同じ画面からログインします。先ほど登録したメールアドレスとパスワードでログインします。
(4)ログインできたら「参加登録」をクリックして、支払い方法を選択します。大会参加費は会員区分選択後に表示されます。懇親会費、大会2日目の昼食代をお支払いいただく場合も、該当する区分にご入力をお願いいたします。
(5)大会参加費、懇親会費、大会2日目の昼食代は、表示された合計金額をまとめてお支払いください。領収書は別々に発行されます(領収書のダウンロード方法は、下記をご覧ください)。
※なお、大会参加費・懇親会費・大会2日目の昼食代とも、払い戻しには応じられませんので、あらかじめご了承ください。
(6)銀行振込は、下記のゆうちょ銀行の口座にお願いします(支払い方法で「銀行振込」を選択した場合、参加登録受付後に自動返信されるメールにも振込先情報が記載されています)。銀行振込が学会事務局によって確認され次第、「銀行振込確認・参加登録完了のお知らせ」がメールで届きます。
【他行からゆうちょ銀行に振り込む場合】
ゆうちょ銀行  四〇八(読み:ヨンゼロハチ)支店
支店コード:408
普通預金
口座番号:8012280
口座名義:カンサイシャカイガッカイ
【ゆうちょ銀行から振り込む場合】
四〇八(読み:ヨンゼロハチ)店
振込用の記号−番号:14040−80122801
普通預金
口座名義:カンサイシャカイガッカイ
(7) 領収書は大会ホームページからPDF ファイルでダウンロードできます。大会ホームページは当学会がブランドコンセプト社に委託し構築します。クレジットカード支払いの場合、大会参加費はいったんブランドコンセプト社に集約されますが、集計後、当学会に払い戻されます。クレジットカード支払の場合、クレジットカードの支払先欄にブランドコンセプト社の記載が入りますが、大会参加費・懇親会費の支払い先は関西社会学会です。
(8)わかりにくい点やご質問がありましたら、大会参加申込ページの「お問い合わせ」ボタンからご質問ください。研究活動委員会までメールをお送りいただいても結構です。

研究活動委員会:2023kansya 〈アットマーク〉 gmail.com
(メールを送る場合は、アットマークを@にしてください。「2023」の箇所にお間違えのないようにお願いいたします。)

(研究活動委員長 平井晶子)

2025年度第76回大会「自著を語る~MY FIRST BOOK~」の申込について

① 趣旨

関西社会学会は、若手研究者の活動を支援する取り組みに力を入れています。そのため2020年度大会から新たに企画されたのが「自著を語る~MY FIRST BOOK~」です。
この企画のねらいは、研究者の最初の著書に光を当て、そのさらなる可能性を引き出すことや、若手研究者の交流を促進することにあります。「若手」は年限で区切るものではありませんが、博士論文などを元とする初めての単著を出版したケースについて広く参加を募りたいと考えています。著者には、本の内容紹介だけでなく、執筆プロセスや今後の展望などを語っていただきます。
部会の内容は、機関誌『フォーラム現代社会学』の特集で紹介されます。自著の魅力を多くの方に知ってもらう機会になるかと思いますので、ふるってご応募いただければ幸いです。
なお、こちらの応募は一般報告と重複してもかまいません。ただし応募多数の場合など、理事会・研究活動委員会にて調整・選定をさせていただく場合があります。どうかご了承ください。

・対象書籍:2023年1月1日~2024年12月31日に刊行された学会員の最初の著著(博士論文などを元とした単著に限る)
・報告時間:1人25分(予定)
・報告内容:内容紹介(自著の魅力・今後の課題など)と執筆プロセス(執筆の動機・苦労・工夫など)
・日程:日時は以下のとおりです。(全体の応募件数により時間は変更する可能性があります)

「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅰ) 2025年5月31日(土曜日)13時30分~16時00分
「自著を語る~MY FIRST BOOK」(Ⅱ) 2025年6月1日(日曜日)9時30分~12時00分

② 申し込み
(1)報告申し込み:大会ホームページに必要事項を入力し、要旨(テンプレートファイルは以下および大会ホームページからダウンロードできます)をアップロードの上、お申し込みください。報告タイトルのところに書誌情報(タイトル、出版社、出版年)をいれてください。
なお、申し込み後に受付確認の自動メールが送信されます。万が一、受信されなかった場合は研究活動委員会までお問い合わせください。
問い合わせ先
E-mail: 2023kansya(アットマーク)gmail.com
(2)申し込み締め切り:2025年3月7日(金)17時
(3)申し込み先:第76回大会ホームページ https://kansya2025.award-con.com/

「自著を語る――MY FIRST BOOK」」報告要旨テンプレート

なお、登壇の可否については4月上旬開催の理事会にて決定し連絡します。採用された場合には献本をお願いします(詳細は決定時に連絡します)。
本企画は、事前に司会者、研究活動委員と打ち合わせしつつ進めていきますので、ご協力をお願いいたします。
(4)申し込みにあわせて入会される場合
現在、非会員で第76回大会の「自著を語る~MY FIRST BOOK~」に申し込みをされる方は、入会していただく必要があります。関西社会学会ホームページに記載の入会申請ページ(https://clara-nacos.com/ksa/apply_for_membership)より、2025年3月7日(金)17時までにオンラインにて入会申請をしてください。
報告者には、後日『フォーラム現代社会学』に掲載するため、報告原稿の執筆をお願いしております。詳細は追って連絡いたします。
(5)その他
報告時に介助者を必要とされる場合には、申し込みの際にあわせてお知らせください。
報告時に担当編集者にも参加のお声がけをお願いしております。(編集者の参加は必須ではありません。)

(研究活動理事 髙谷幸・大山小夜)

2025年度第76回大会一般研究報告の申込について

2025年度第76回大会の一般研究報告(部会口頭報告)を募集します。申込締め切りは3月7日(金)17:00です。大会ホームページ上に必要事項を入力し、要旨をアップロードの上、申し込みを行ってください。2 月1日(木)より申込が可能になる予定です。なお、今大会ではポスター報告は募集しません。

①報告要領
一般研究報告(部会口頭報告)
報告時間:25分 質疑応答:5分
②報告申込
大会ホームページから直接、登録してください。報告要旨のテンプレートは以下または大会ホームページからダウンロードし、作成後、Wordファイル形式でアップロードしてください。

(1)報告申込:大会ホームページに必要事項を直接入力し、要旨をアップロードの上、お申し込みください。申込後に受付確認の自動返信メールが送信されます。万が一、届いていない場合は、以下の問い合わせ先までお知らせください。
(2)提出書類:報告要旨を申込時にアップロードしてください(形式は下記に詳述)。
(3)申込締め切り:3月7日(金)17:00
(4)申込先:第76回大会ホームページ  https://kansya2025.award-con.com/
(5)報告資格:会員であること(報告申込にあわせて入会する場合も可)。なお、共同報告の場合も報告者全員が会員である必要があります。
(6)その他
報告時に介助者を必要とされる場合には、申込の際にあわせてお知らせください(入力項目に備考欄があります)。
(7)問い合わせ先
関西社会学会研究活動委員会 E-mail: 2023kansya(アットマーク)gmail.com
※「2023」をお間違えないようにご注意ください。

③申込にあわせて入会される場合
現在、非会員で第76回大会の一般研究報告を申し込む方は、入会していただく必要があります。関西社会学会ホームページに記載の入会申請ページ(https://clara-nacos.com/ksa/apply_for_membership)より、3月7日(金)17:00までにオンラインにて入会申請をしてください。
④申込の詳細

(1)申込先:第76回大会ホームページ https://kansya2025.award-con.com/
(2)申込手順
1)最初に「アカウントを作成」します。アカウント作成後でないとメールアドレスとパスワードによるログインはできません。
※前回大会以前に作成したアカウントは利用できませんので、新規に作成してください。
※今大会の「自著を語る」申込または参加登録でアカウント作成済みの場合、すでに登録したメールアドレスとパスワードでログインできます。
2)アカウントを作成すると、すぐに仮登録のメールが届きます。すぐに届かない場合は、迷惑メール・フォルダに入っている(届いている)可能性がありますので、ご確認ください
3)仮登録を経て、アカウント作成が完了すると、アカウントを作成したのと同じ画面からログインします。先ほど登録したメールアドレスとパスワードでログインします。
4)ログインできたら「一般研究報告/「自著を語る」申込」をクリックして、必要事項の入力に進んでください。入力にあたっては、冒頭部に記載の確認事項、注意事項をご覧ください。

なお、申し込みの際には以下の分野リストから希望する部会を3つまで選んで入力してください(これらの分野名はあくまで部会編成の作業を効率化するための目安であり、最終的な部会名は報告内容に合わせて適宜工夫させていただきます)。

【一般研究報告(部会口頭報告)分野リスト】

1 理論・学説 2 社会調査法・社会学研究法
3 階級・階層・社会移動 4 家族・人口
5 農山漁村・地域社会 6 都市
7 政治 8 組織・社会運動・集合行動
9 経済・経営・産業・労働 10 教育
11 文化・知識・科学 12 宗教
13 社会心理・社会意識 14 コミュニケーション・情報
15 社会病理・社会問題 16 社会福祉・医療
17 エスニシティ 18 ジェンダー
19 社会史・歴史社会学 20 比較社会学・地域研究・国際関係
21 環境 22 その他

 

(3)報告要旨
以下または大会ホームページから、「一般研究報告・要旨テンプレート」のファイル[MS WORD形式]をダウンロードし、ご利用ください。提出された報告要旨が規定の分量・ページ数を超えている場合は、研究活動委員会で適宜編集をおこなう可能性がありますので、あらかじめご注意ください。

一般研究報告・要旨テンプレート

上のテンプレートファイルを利用されない場合は、下記の様式にもとづいて作成して下さい。

・ファイル形式:MS WORD(doc, docx)ファイル
・B5版横書き1頁、上下左右の余白は2cm
・本文字数 1200字以内
・原稿冒頭3cmを以下の例のように報告タイトル、所属、氏名を記入
・フォントは以下の通りとします
報告タイトル・サブタイトル:14ポイントのゴシック体
所属・名前:10.5ポイントのゴシック体
本文 10.5ポイントの明朝体

なお、本年度も報告要旨集の印刷は行いません。学会ホームページに要旨集(PDF版)を用意します。各自でダウンロードしてご利用ください。

(研究活動理事 平井晶子・梅村麦生)

2025年度第76回大会(対面開催)のご案内

2025年度第76回大会は、摂南大学寝屋川キャンパスにて対面で開催いたします。また昨年度同様、第76回大会でも参加申し込みは大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

具体的には、以下の通りです。

①大会会場

摂南大学寝屋川キャンパス

会場へのアクセス

京阪寝屋川市駅からバス約15分、大阪メトロ、モノレール大日駅からバス約15分、JR茨木駅・阪急茨木駅よりバス約30分です。詳細は摂南大学ホームページの「アクセス」をご覧ください。

摂南大学ホームページ:

https://www.setsunan.ac.jp/access/

【実行委員会】

大会実行委員会委員長         好井 裕明
大会事務長                 山本 圭三
*大会事務局の緊急時の連絡先については、大会ホームページと4月に郵送される大会プログラムにて公開します。

②大会日程

5月31日(土)・6月1日(日)です。懇親会も予定しております。多数のご参加をお待ちしています。

<第1日目 5月31日(土)>
会場:摂南大学寝屋川キャンパス
12:30~ 受付開始
13:30~16:00 一般研究報告・自著を語る・若手企画
16:15~17:00 総会
17:30~19:00 懇親会

<第2日目 6月1日(日)>
9:00~ 受付
9:30~12:00 一般研究報告・自著を語る・若手企画
13:00~16:00 シンポジウム(1)(2) 開催校シンポジウム
*報告数により時間は変更することがあります。ご了承ください。

③受付/参加費

受付は大会ホームページでの事前受付のみとなります。また懇親会についても事前申し込みのみになりますので、ご注意ください。
第76回大会ホームページ:
https://kansya2025.award-con.com/
※第75回大会以前に作成されたアカウントはご利用いただけませんので、新規に「アカウントを作成」からはじめてください。
参加費:
一般(会員・非会員) 2000円
学生・院生(会員・非会員) 500円
その他の会員 500円
懇親会費:
一般 3000円
学生・院生・その他の会員 1500円
※大会参加費・懇親会費とも払い戻しには応じられません。ご了承ください。
※2日目の昼食にお弁当を申し込むことも可能です。

④宿泊

大会実行委員会から宿泊斡旋はいたしませんので、会員各自でご予約してください。

⑤大会開催期間の昼食

大会2日目についてはお弁当の用意をいたします(1000円)。希望される方につきましては、大会参加申し込みに併せてお弁当の申し込みと費用の振込をお願いいたします。
なお、大会第1日目の昼食につきましては、各自ご持参いただくか最寄り駅の飲食店をご利用ください。
※学内の食堂・カフェ等は土日休業となります。また近隣のコンビニ、飲食店は数が限られておりますので、ご注意ください。

⑥一時保育のお知らせ

大会開催中、民間のシッターサービスに委託して託児を提供する予定です。利用に際しては事前申し込みが必要です。エントリーされた方に、後日、詳細(委託先への予約や利用料の支払の方法等)をご案内します。利用するかどうか検討中の方もエントリーしてください。ご不明点は大会託児担当までお問合せください。

(1) 託児の概要
対象年齢:生後3か月から小学生6年生まで (応募多数の場合は未就学児を優先します)
利用時間:大会初日が午後、2日目は午前・午後
利用者負担額:お子さまお1人につき1時間あたり1,000円(税込)
※託児サービスは学会として提供するものですが、その一部について利用者の方々にもご負担いただきたいと考えております。
※2日目の昼食は、保護者の方が引き取って一緒にお取りいただきます。

(2) エントリー期限:2025年4月9日(水)17時
※委託先への予約は利用者が直接行います。委託先への予約締め切りは4月30日(水)を予定しています。
(3) エントリー・問い合わせ先
大会託児担当・竹中
Email: yuji.takenaka(アットマーク)setsunan.ac.jp
※エントリー・お問合せの際、メールの標題は「第76回関西社会学会大会 託児」としてください。

(大会実行委員会委員長 好井裕明)

2025年度第76回関西社会学会大会の情報

関西社会学会第76回大会に関する情報を、お伝えします。2025年度第76回大会は、摂南大学寝屋川キャンパスにて対面で開催いたします。

また、昨年度同様、第76回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

具体的には、以下リンク先の通りです。

社会学系コンソーシアム2024年度(第17回)シンポジウム「〈原爆〉をめぐる記憶と継承」開催のお知らせ

以下のお知らせをいただきましたので、告知させていただきます。

■社会学系コンソーシアム2024年度(第17回)シンポジウム「〈原爆〉をめぐる記憶と継承」開催のお知らせ

日時:2025年3月8日(土)13:00〜16:30
方法:オンライン開催(Zoomウェビナーによるオンライン開催)
(登録フォームにご記入いただいたアドレスに、後日、ZoomウェビナーのURLを送付)
参加:一般参加可能、参加費無料です。以下のURLにアクセスして必要事項を入力ください。先着1,000名まで参加可能です。こちらの登録フォームに記入いただいたメールアドレスに、後日、参加に必要なZoomウェビナーURLをご案内します。
https://forms.gle/pN54bHQRGEoL4u5C7

※以下の情報は社会学系コンソーシアムのウェブサイトにも記載しております。
https://jconso.jimdofree.com/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0/2024%E5%B9%B4%E5%BA%A6-%E7%AC%AC17%E5%9B%9E-%E6%A1%88%E5%86%85/

◇開催趣旨
2025年は戦後80年である。現在においても、ウクライナ戦争では多くの犠牲が生まれ、イスラエル・ガザでも戦禍が更に深刻化し、世界は混迷の中にある。そして、核兵器が実際に使用される懸念がかつてないほど高まっていると言ってよい。その一方で、今日においては、〈戦争〉をめぐる記憶と継承、とりわけ〈原爆〉の記憶と継承はますます困難となりつつある。
唯一の〈被爆国〉である日本社会において〈原爆〉や〈被爆〉について語り継ぎ、継承されてきた記憶が、被爆者たちが年を重ねる中で語ることが困難となっており、被爆者の語りを聴くこともさえも制度化・遺産化されざるを得ない状況にある。すでに被爆者たちが語る場さえ失われている事態さえ生じている。こうした中で、戦後日本社会における〈原爆〉の記憶と継承をめぐってこれまでどのようなことが生じてきたのか、現在何が起こっているのか、〈被爆〉の記憶を継承することがいかに困難/可能となっているのか、そもそも〈被爆〉をめぐって継承すべき記憶とはいったい何であるのか、あるいは被爆者による語り以外にも別様に記憶を継承していく実践はありうるのか。本シンポジウムではこうした問いを複眼的に検討したい。このシンポジウムの企画と設計によって、戦後80年を数える2025年にこそ、戦後日本社会における〈原爆〉をめぐる記憶と継承について活発な議論ができればと切に願う。

◇プログラム
司会 天田城介(中央大学文学部教授)

開会の挨拶:白波瀬佐和子(日本学術会議会員、東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授)
浅川達人(日本学術会議連携会員、早稲田大学人間科学学術院教授)
趣旨説明:天田城介(中央大学文学部教授)
第一報告:根本雅也(一橋大学大学院社会学研究科講師)
「なにを継承するのか——「被爆地」における「継承」の力学と原爆被害者の生」(仮題)
第二報告:直野章子(京都大学人文科学研究所教授)
「空から放たれた死——空爆史のなかの原爆」(仮題)
第三報告:深谷直弘(長崎県立大学地域創造学部准教授)
「地域と原爆——長崎での記憶継承の実践と課題」(仮題)
討論者:野上元(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
朴沙羅(ヘルシンキ大学文学部講師)
総合討論(質疑応答)
閉会の挨拶:有田伸(日本学術会議会員、東京大学社会科学研究所教授)

主催:日本学術会議社会学委員会、社会学系コンソーシアム

「第四回関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」の報告者募集の締め切り延長について

KIDS2024は予定通り、本年3月29日に関学梅田キャンパスで実施しますが、応募の締切を、1月19日(日)17時必着に延長します。応募者は会員である必要はありません。また希望するコメンテーター教員との事前交渉も必要ありません。

ふるってご応募ください。詳細は前回告知と同様です。

博論インカレ担当(松田)