2025年度関西社会学会 若手シンポジウム企画関連
第1回 「家族実践の社会学」公開研究会
公開研究会を開催いたしますので、ご案内させていただきます。
開催趣旨
本企画は「家族実践」の概要を整理すること及びその発展可能性を明確にすることを目的とする。家族実践(family practice)は、イギリスの家族社会学者D.モーガンによって案出された概念である。海外の家族研究では、多様化する家族の諸相をとらえる新たな視角として2000年代以降、注目されてきた。私たちがよく見ている「当たり前の」家族の営みを再考することにも役立つ。しかし、日本の社会学ではあまり用いられていない現状がある。そのような背景から、家族社会学の方法論としての可能性を検討したい。本会では、①「家族実践」概念の基本的な議論を整理して確認をする。②「家族実践論」と関連する会話分析的家族研究について検討する。前半では①のために三品と岡田により『家族実践の社会学』(Morgan 2011=2017)の概要を報告する。続いて後半では『家族すること』について、家族の定義論や家族実践論に引きつけた形でゲストの戸江哲理先生にご報告いただく。詳細は以下の通りである。
日時
2024年8月27日(火)13時30分~16時30分
場所
神戸女学院大学 エミリー・ブラウン記念館 201
https://www.kobe-c.ac.jp/campuslife/map/
お申し込み
対面・オンラインいずれの場合においても要・事前申し込みですので、お手数ですが以下のフォームからお願いします。
https://forms.office.com/r/WSsAzZQ9sX
プログラム
司会:桑山碧実(大阪大学)
Ⅰ.企画趣旨説明(13時30分-13時35分)
Ⅱ.報告①(13時35分-質疑応答を含めて15時00分まで)
『家族実践の社会学』の概要(仮)
報告者:岡田玖美子(大阪大学)、三品拓人(筑波大学)
Ⅲ. 報告②(15時10分-16時10分)
「家族実践への会話分析からのアプローチ(仮)」
報告者:戸江哲理 (神戸女学院大学)
Ⅳ.質疑応答と議論(16時10分~16時30分)
主催:家族実践研究会
共催:神戸女学院大学 文学部総合文化学科 子ども社会学研究室
※本研究会は、若手シンポジウム企画「家族実践の社会学」の一環であり、関西社会学会からの助成を受けて開催されます。