『フォーラム現代社会学』第21号(2022)の目次は、以下の通りです。
○論文
HIV・AIDS報道における1992年の位置―報道見出しの急増期に着目して―(景山千愛,横田恵子,花井十伍,大北全俊)
職能団体による専門職化という戦略は適切であるのか―認定看護師に対する質的調査からの一考察―(中田明子)
旧軍関係者団体における「歴史修正主義」の台頭と「政治化」による戦後派世代の参加―1980年代~2000年代までの偕行社の動向を事例に―(角田燎)
○特集 社会学を高校生にも―〈市民〉を育てる実践
序文(都村聞人)
日本社会学会による高校生向けウェブページ作成の試み―社会学は将来世代にどうアピールできるのか―(丹辺宣彦)
公民教育にとっての社会学と生き方の問いかけ(片田孫朝日)
高等学校シティズンシップ教育と社会学の出会いによる可能性―「公共」や「現代(市民)社会」を生徒に―(杉浦真理)
社会学的想像力をいかにしたら伝え得るのか―私が新書を書き続ける理由(わけ)―(好井裕明)
シンポジウム「社会学を高校生にも―〈市民〉を育てる実践」クロストーク(構成:都村聞人)
○学術誌のエートスとシステム―ソシオロジ200号刊行を記念して―
序文(岡崎宏樹)
『ソシオロジ』のエートスとシステム(吉田純)
『ソシオロゴス』のエートスとシステム(馬渡玲欧)
『The Sociological Review』のエートスとシステム(高橋薫)
コメント
『フォーラム現代社会学』の20年―学術誌の標準と地域学会の課題―(永井良和)
コメント
学術誌の役割と査読に託されるもの―精神(エートス)と制度(システム)の連動した変化に向けて(松谷実のり)
○自著を語る
自著を語る~MY FIRST BOOK~(石原俊)
『ただ波に乗るJust Surf―サーフィンのエスノグラフィー』(水野英莉)
『記憶の社会学とアルヴァックス』(金瑛)
『誰かの理想を生きられはしない―とり残された者のためのトランスジェンダー史』(吉野靫)
『「発達障害」とされる外国人の子どもたち―フィリピンから来日したきょうだいをめぐる、10人の大人たちの語り』(金春喜)
○書評
木村 至聖/森久 聡 編『社会学で読み解く文化遺産―新しい研究の視点とフィールド―』(須藤廣)
デュルケーム/デュルケーム学派研究会 著、中島道男/岡崎宏樹/小川伸彦/山田陽子 編『社会学の基本 デュルケームの論点』(魁生由美子)
蘭 信三/小倉 康嗣/今野日出晴 編『なぜ戦争体験を継承するのか―ポスト体験時代の歴史実践―』(山本昭宏)
柏原 全孝 著『スポーツが愛するテクノロジー』(西山哲郎)
田中 滋/寺田 憲弘 編著『聖地・熊野と世界遺産―宗教・観光・国土開発の社会学―』(遠藤英樹)
栗田 宣義 著『メイクとファッション―美容化粧服飾の戦略と呪縛―』(成実弘至)
元森絵里子/高橋 靖幸/土屋 敦/貞包 英之 著『多様な子どもの近代―稼ぐ・貰われる・消費する年少者たち―』(相澤真一)
○学会活動報告
○諸規定
○編集後記(中川輝彦)