会員各位
今期の研究活動委員会においても、若手研究者支援は引き続き活動の重点目標です。その活動の一つとして昨年度より実験的に開始したのが、博士論文を作成中の後期課程在籍大学院生(あるいは博論キャンディデート、研究科研究員などの若手研究者)を対象にした「関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」でした。
この企画は、報告者が博士論文構想を報告し、「インカレ」の名称が示すように、他大学所属の教員・院生がコメントしあう大学間交流の場を創造するものです。この場の創造を通して、博論の水準をより深化発展させるとともに、関西社会学会全体の将来にわたる研究ネットワークをより緊密に作り上げ学会活動を活性化することを目指しています。
昨年度は8名の博士論文作成中の若手研究者が、希望する他大学の教員をコメンテーターに指定して充実した議論を展開し、「大変役に立った」「新しい視点を獲得できた」と高い評価を得ました。こうした反応と経験を踏まえて、今期の研究活動委員会でもこの企画を継続し、さらに発展させていきたいと考えています。
そこで以下の要領で報告者を募集いたします(同内容を添付します)。該当する会員のご応募をお待ちするとともに、会員のみなさまから非会員の大学院生・若手研究者、各大学の院生メーリングリストなどに本企画についてお知らせいただければありがたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
1. 開催時期:2023年4月上旬(詳細な日程は2023年1月開催の理事会で決定する予定)
2. 開催形態:対面あるいはオンライン(ZOOMによるリアルタイム配信)、あるいはハイフレックス方式。その時の新型コロナウィルスの感染状況によって決めます
3. 応募資格:博士論文を作成中の本学会会員。本企画への応募と同時に入会申し込みをすることも可とする。
4.応募要領:2022年12月19日(月)必着。氏名、所属、学年(あるいは研究員などのステイタス)、連絡がつくメールアドレス、コメント希望者2名まで、現在の博論構想要旨(A4・1枚)、を記したワードファイルをメール添付で研究活動委員会メールアドレス(2023kansya@gmail.com)まで提出すること。
*応募者多数でキャパシティを超えた場合は、研究活動委員会でセレクションを行いますので、ご了承ください。
*コメンテ—ターは報告者の所属大学以外に所属する本学会会員とします。コメントを希望する方が会員か非会員か不明のときはまず希望を記してください。採否決定後、研究活動委員会で調整を行います。
5.開催要領:報告者は開催1週間前までに報告資料を作成し、研究活動委員会に送付する。
当日は1報告者あたり45分〜1時間の持ち時間とし、報告者の博士論文構想報告のあと、コメンテーターがコメントをし、その後参加者を交えたディスカッションを行う。
プログラムが確定しましたら、開催より1カ月以上前に、会員一斉メール・ホームページにて参加要領とともに告知いたします。
研究活動委員会
(平井晶子・松田素二)