『ソシオロジスト』(JFS: Japan Future Sociologist)創刊号の論文公募。 テーマ「方法論のフロンティア」ならびに自由論題。

以下のお知らせをいただきましたので、告知させていただきます。
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2026年春に新曜社から公刊予定の『ソシオロジスト』創刊号では、掲載論文を募集いたします。テーマは「方法論のフロンティア」。

過度に細分化された現代の社会学において、社会学が有する潜在力を発揮させ、社会学自体をも自己革新してゆく方法論は可能なのか。例えば、当事者の言説の有用性は無視しえないものの、それだけでは社会学は成立しないのではないのか。高度な解析や緻密な記述は、何れも妥当性と信頼性の共存を保証しないのではないのか。ヴェーバー、デュルケム、ラザースフェルド、ガーフィンケル、ルーマン、見田宗介らは、みな、読み間違えられていたのではないのか。

今号では社会学方法論におけるリニューアルの起点となる論文を求めます。

質的研究、事例研究、計量分析、データサイエンス、歴史研究、文献研究等々、投稿論文で言及する方法、方法論の種別や性質は問いません。新世代の研究者、新時代の社会学に相応しく望ましいかたちの方法論ならびに技法・研究法等の新提案、その有効性を明示し普及を目指した具体的な研究、あるいは、研究動向の紹介など、方法論のフロンティアに係わる論題であれば何れも大歓迎です。

そして、これとは別に、いま現在論じるべき自由論題の論文も募集します(第2号以降も継続予定)。

『ソシオロジスト』は、社会学ジャーナリズムを目指すゆえ、既存の学術論文の要件に加え、如何に世の中に意味を持つのか(社会的イノベーション)、当該領域もしくは社会学を専攻する研究者ではない広範な読者層に遡及、理解、利用可能であること(可読性と汎用可能性)、を特に重視します。後述するエントリーシートでは必ずこれらの点に言及なさってください。

※公募エントリー方法(https://keijiban.jfs-sociologist.com/paper-format/)。
論文題目、概要、独創的な主張点、社会的イノベーション、可読性と汎用可能性を2,000字前後でまとめ、氏名、所属、連絡先アドレスを記したエントリーシート(書式自由、PDF)を、メールのタイトルに必ず【公募エントリー】と記した上で、『ソシオロジスト』編集部へ送って下さい。テーマ論文か自由論題かが判るように明記してください。

※公募エントリー〆切は、 2025年3月13日(木曜)。

※査読について。
論文主題、主張の独創性、社会的イノベーション、可読性と汎用可能性を中心に、編集部によって、エントリーシートを検討します。内容によっては、編集部以外の社会学研究者に参考意見を求めることもあります。

※一次審査通過者の論文〆切は、2025年6月12日(木曜)。

※提出された論文は、編集部で査読し、全員掲載に向けて、適宜修正を依頼し、完成をめざします。
※論文の分量は(注、文献表示、図表も含み)20,000字です。執筆スタイルは、『社会学評論スタイルガイド(第3版)』 https://jss-sociology.org/bulletin/guide/ に準拠して下さい。
※エントリーシート送付先
『ソシオロジスト』編集部(社会学研究所 SSRI 内)
メールアドレス nekotarokurita@gmail.com(栗田宣義)

※編集部 栗田宣義(甲南大学) 樫田美雄(摂南大学) 関礼子(立教大学)

※編集事務 伊藤健太(新曜社)