今期研究活動委員会は、コロナ禍の2021年度から始めた「関社インカレ博論セミナー(KIDS)」を引き継いで、今年度も実施することにしています。そのプログラムが確定しましたので、ご案内いたします。この企画は、博士論文作成中の報告者が博論構想についての報告を行い、報告者が希望する他大学所属の教員がコメントして、その後フロアを交えてディスカッションするという、若手研究者支援と大学間の研究交流を目的として開始され、今回で3回目になります。今年度は、3月30日(土)に対面・オンライン(Zoomによるリアルタイム配信)併用で開催されます。会場は、関西学院大学大阪梅田キャンパス1002教室(10階)です。
参加は会員・非会員とも可とします(とくに、多くの院生のみなさんのご参加をお待ちしています)。参加希望者は3月28日(木)までに、下記のKIDS事務局メールアドレスに、希望者の氏名・所属・会員/非会員・メールアドレスなどの情報を付して申し込んでください。対面かオンラインかのいずれの参加にかかわらず、すでに申し込まれた方のほか、これから申し込まれる方には3月29日(金)に、Zoomのアクセス情報をメールにてご連絡いたします(Zoom情報は他の方に転送しないでください)。
KIDS事務局メールアドレス:ksa.kids2023@gmail.com
また、このプログラムと参加要領については、各大学の院生メーリングリストなどで自由にご周知いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
関社インカレ博論セミナー(KIDS)プログラム(敬称略)
3月30日(土)10:30~17:30 司会:松田素二(総合地球環境学研究所)
【報告1】(10:30~11:30)
報告者:戴雨濛[タイ ユモン](甲南女子大学大学院 人文科学総合研究科)
タイトル:(仮題)中国におけるファンコミュニティの縮小および解体の過程の研究――相互行為儀礼連鎖理論の視点から
コメンテーター:難波功士(関西学院大学)
【報告2】(11:30~12:30)
報告者:冷芸[レイ ウン](同志社大学大学院 社会学研究科)
タイトル:(仮題)災害復興における高齢者のネットワークに関する研究
コメンテーター:金菱清(関西学院大学)
【休憩】(12:30~13:30)
【報告3】(13:30~14:30)
報告者:郭文静(同志社大学大学院 社会学研究科)
タイトル:(仮題)AI時代におけるホワイトカラー女性労働者の働き方の変化
コメンテーター:筒井淳也(立命館大学)
【報告4】(14:30~15:30)
報告者:野崎祐人(京都大学大学院 人間・環境学研究科)
タイトル:(仮題)戦後日本の養護施設における実践知の歴史社会学
コメンテーター:戸江哲理(神戸女学院大学)
【報告5】(15:30~16:30)
報告者:田多井俊喜(京都大学文学研究科 非常勤講師)
タイトル:(仮題)企業社会のなかのジェンダー・アイデンティティのゆくえ
―「性同一性障害」と「トランスジェンダー」の生存権をめぐってー
コメンテーター:朝田佳尚(京都府立大学)
【報告6】(16:30~17:30)
報告者:中村健太(関西学院大学大学院 社会学研究科)
タイトル:(仮題)安全の社会学序説
コメンテーター:岡崎宏樹(神戸学院大学)
関西社会学会研究活動委員会