社会学系コンソーシアムより、第10回シンポジウム『高度経済成長期<日本型システム>から何を学ぶか』の案内が届きました。開催日は2018年1月27日(土)です。概要について、以下に転記します。参加にあたっての事前申し込みは不要です。関心のある方は、社会学系コンソーシアム公式WEBサイトを確認の上、お気軽にご参加下さい。
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社会学系コンソーシアム 第10回シンポジウム
「高度経済成長期<日本型システム>から何を学ぶか」
【日時】2018年1月27日(土)13:30-16:30
【場所】日本学術会議講堂(東京メトロ千代田線「乃木坂駅」5番出口徒歩1分)
【参加費・事前申し込みは不要です。】
現代社会における諸現象を考察するさい、われわれはその参照基準として、高度経済成長期を中心とした<日本型システム>の形成過程とその特性・問題点を位置づける。しかし現時点において、<日本型システム>に関する知見が共有されているとはいえない。こうした認識を前提に、<日本型システム>を再考することは必須の課題である。
このシンポジウムでは、現代日本の諸課題にとりくむ気鋭の社会学研究者から、<日本型システム>の特性と問題を批判的検討・議論いただき、戦後日本史再編へとつなげたい。
【プログラム】
- <戦後家族モデル>再考 田渕六郎(日本家族社会学会会員、上智大学教授)
- 労働における「日本型システム」論の反省と展望――高度経済成長期の位置づけを中心に 中川宗人(関東社会学会会員、
東京大学社会科学研究所特任研究員) - カリキュラム政策の変遷における高度経済成長期の位置 岡本智周(日本社会学史学会会員、筑波大学准教授)
- 「家族丸抱え」から「施設丸投げ」へ――日本型“残余”福祉の形成史 竹端寛(日本社会福祉学会会員、山梨学院大学教授)
- 高度成長期における地域生活――労働連帯の浸食 中澤秀雄(地域社会学会会員、中央大学教授)
【討論者】
- 今田高俊(日本学術会議連携会員、東京工業大学名誉教授)
- 山田真茂留(日本学術会議連携会員、早稲田大学教授)
【オーガナイザー・司会】
- 嶋崎尚子(社会学系コンソーシアム理事、早稲田大学教授)
- 岡田勇(社会学系コンソーシアム理事、創価大学准教授)
【閉会挨拶】
- 野宮大志郎(日本学術会議フューチャー・ソシオロジー分科会委員、中央大学教授)
【主催】
- 社会学系コンソーシアム、日本学術会議社会学委員会フューチャー・ソシオロジー分科会
【お問い合わせ】
- 社会学系コンソーシアム事務局 socconsortium(アットマーク)socconso.com
以上。