2017年度第68回大会若手企画部会について

次回第68回大会では、以下に紹介するテーマで、若手企画部会の開催が予定されています。

テーマ「計量社会学の現状と課題」

趣旨

 「計量社会学の現状と課題」を問われて、明快に回答できる(計量)社会学者はどれほどいるだろうか。おそらくあまりいないだろう。本企画の目的は、計量社会学の現状と課題を概観し、今日の日本における計量社会学の特徴と実態を明らかにすることである。この目的を達成するために、1)時系列比較(過去と現在)、2)国際比較(海外と日本)、3)他分野比較(他の社会科学と社会学)、という3 点の軸を設けて、今日の日本における計量社会学の特徴と実態について議論を展開する。様々な計量分析の手法が飛躍的に発展し、研究成果の国際発信が重視される今日において、海外の査読付き雑誌に投稿・掲載を目指す若手計量研究者は、上述の3 点から成る今日的な動向を把握し対策を練る必要がある。本企画は以上の議論を通じて、新たな分析手法の習得や分析単位の発見について、今後の指針や刺激となることを意図している。

 

コーディネーター

  • 大久保将貴(大阪大学/日本学術振興会)

報告者

  • 筒井淳也(立命館大学)
  • 石田淳(大阪経済大学)
  • 赤枝尚樹(関西大学)
  • 大久保将貴(大阪大学/日本学術振興会)
  • 秦正樹(北九州市立大学)

(研究活動担当理事 石田淳)