2015年度第66回大会若手企画部会のご案内

地域社会をデザインする社会学に向けて

―京都における多文化的状況を通して―

若手企画部会では,京都における被差別部落,在日コリアン,フィリピン人などの在日外国人が地域社会の中で様々な関係を織成している状況に焦点を当て,差別や排除を記述・分析するに留まらず,制度・政策との関わりを視野に入れつつ,地域社会の資源(人・団体・施設,制度等)がどのように組み合わさることで,より包摂的な社会が形成できるのか。マイノリティ間の関係,地縁組織と当事者団体・支援団体,都心部と郊外,他都市との比較も視野に入れ,議論する場としたい。

趣旨説明

・山本崇記(世界人権問題研究センター)「本部会の経過と趣旨説明」

報告者

・永田貴聖(立命館大学)「在日フィリピン人コミュニティを中心とする関係の広がり―京都市に注目して」(仮)

・原めぐみ(大阪大学)「フィリピンルーツの子ども・若者が抱える課題と地域支援―方法としての語り」(仮)

・内田晴子(京都文教大学)「2013年トヨタ財団国際助成プログラム・フィリピン系のこどもたちの未来を切り拓くグローカルな教育支援モデルの構築について」(仮)

討論者

・白波瀬達也(関西学院大学)

・妻木進吾(龍谷大学)

(研究活動委員 川端浩平)