「マイノリティをめぐる共同性の再構築」
従来の「与えられたアイデンティティ」に基づいた共同性が解体されつつあるなか、マイノリティの日常生活や運動の現場では、隣人たるマイノリティ/マジョリティとの関係性の変化に翻弄されながらも、自発的な共同性再構築に向けた試みが進んでいると考えられる。本セッションでは、そうした現場レベルでの取り組み、あるいは生活戦術のあり方に着目しながら、現代社会におけるマイノリティをめぐる共同性の新たな形を模索する。
<報告者> 丸山里美(立命館大学)、山口健一(福山市立大学)、有薗真代(立命館大学)
<司会者> 李洪章(日本学術振興会)
(研究活動委員長 神原文子)