2025年度第76回関西社会学会大会の情報

関西社会学会第76回大会に関する情報を、お伝えします。2025年度第76回大会は、摂南大学寝屋川キャンパスにて対面で開催いたします。

また、昨年度同様、第76回大会でも、参加申込を大会ホームページからの事前受付のみとさせていただきます。報告についても、大会ホームページからの申込となります。

具体的には、以下リンク先の通りです。

オンライン会員情報管理システム(clara)の運用開始

2024年10月18日(金)より、オンライン会員情報管理システム(愛称:claraクララ)の運用を開始しました。

https://clara-nacos.com/ksa/login

claraでは、会員ご自身で、所属機関や住所等の会員情報の変更や、年会費のクレジットカード決済、年会費領収証のダウンロードをしていただくことができます。

また、2024年12月初旬からは、会員相互検索も運用を開始します。

claraへのログイン方法は、2024年10月18日(金)午前に一斉メールにて配信しておりますので、会員のみなさまはご確認のうえ、claraからご自身の会員情報をご確認いただけますよう、お願いいたします。

特に、名簿(会員相互検索)に掲載する項目/掲載しない項目のご設定を、必ず2024年11月30日(土)までに確認・変更いただけますよう、何卒お願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、事務支局(ksa@nacos.com)までメールでご連絡くださいませ。

教員公募のお知らせ(滋賀県立大学)

滋賀県立大学人間文化学研究院では教員(講師)を募集しています
1.募集人員
講師1名
2.教育研究組織
人間文化学部人間関係学科
人間文化学研究科生活文化学専攻 人間関係部門、人間関係論研究部門
3.専門分野
社会学
4.担当予定科目
学部 量的データ解析論I、社会学に関する専門科目(社会変動論、地域社会論など)、社会学概論、社会学演習、人間関係の科学AまたはB、人間探求学、環琵琶湖文化論実習、人間関係論基礎演習、人間関係論演習、卒業研究・論文など
大学院 社会学特講、および生活文化学特別演習、生活文化学特別研究
5.応募資格
社会学を専門とし、計量的・統計的手法による研究実績があり、教育や研究に意欲的に取り組むことができる者。
博士の学位を有するか、それに準じる業績を有する者。
社会学分野の学部および大学院の基礎・専門教育に関する科目を担当できる者。
滋賀県内、もしくは近郊に居住することができる者。
6.着任時期
2025年10月1日以降、2026年4月1日までのできるだけ早い時期

詳しくは、大学ウェブサイトまたはJREC-INの該当ページをご覧下さい。
https://www.usp.ac.jp/info2/2025513.html
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125030765

関西社会学会若手企画「レイウィン・コンネル『マスキュリニティーズ』を再考する」関連企画 男性/男性性研究会 第5回オープンセミナー

若手企画「レイウィン・コンネル『マスキュリニティーズ』を再考する」のメンバーが運営している「男性/男性性研究会」https://sites.google.com/view/studiesonmen のオープンセミナーにて、伊藤公雄先生をお呼びし、『マスキュリニティーズ』についてのラウンドテーブルを実施いたします。

趣旨
本会は、歴史的に形成されてきた/形成されている男性性や男性文化、男性-男性間・男性-女性間の社会的相互作用、暴力や自殺、セルフネグレクトなど男性性が作用して生じうるとされる社会問題など、男性・男性性にかかわるテーマを扱う研究グループです。
上記のようなテーマにかんする研究を発表するオープンセミナーを定期的に開催するほか、男性・男性性研究にかかわる研究者、実践者のネットワーク形成を目指しています。

日時
2025年3月23日(日) 10:30~17:00(10:00開場)

会場
吉田南キャンパス 総合人間学部棟1階1102(対面開催のみ)

参加費
無料

参加申し込み
こちらのURLからお申込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfAaaZNj899LgIvxRntBR3cLhb4FqJeiogwIk5U3XBkakeEWA/viewform

プログラム
10:00 開場
10:30 開催挨拶
第一部 ラウンドテーブル「レイウィン・コンネル『マスキュリニティーズ』を読み直す」
2022年に邦訳された男性学の古典『マスキュリニティーズ』にかんして、その意義と限界について改めて考えます。
登壇者:
堀内翔平(京都大学大学院人間・環境学研究科 博士後期課程)
西井 開(立教大学社会デザイン研究科 特別研究員)
田中裕史(名古屋大学大学院教育発達科学研究科 博士後期課程)
ゲスト:
伊藤公雄(京都大学大学院文学研究科 名誉教授)
10:40-10:45 趣旨説明
10:45-11:10 堀内発表
11:10-11:35 西井発表
11:35-12:00 田中発表
12:00-12:25 伊藤先生コメント
12:25-13:00 リプライ・質疑応答
第二部 自由報告
14:00-14:30 天野諭(立命館大学大学院人間科学研究科・日本学術振興会特別研究員DC2)
「『戦いごっこ』において男子たちはどのように群れていくのか――保育園3歳児クラスのビジュアル・エスノグラフィー調査を通して」
14:35-15:05 大谷通高(一般社団法人UNLEARN)
「男性問題を扱うメンズリブ・研究・臨床/実践についての状況整理――主に臨床・実践領域からの整理」
15:10-15:40 佐藤彬子(京都大学大学院文学研究科)
「軍事化された男性性とセックス――第二次世界多戦中の米軍におけるセックスの正当化について」
15:45-16:15 中村正夫(メンズサポートルーム大阪)
「メンズサポートルーム大阪の『男の非暴力グループワーク』のいま」
16:15-16:45 感想共有
16:45-16:50 閉会挨拶
17:00 完全撤収

教員公募のお知らせ(同志社大学文化情報学部)

同志社大学文化情報学部では、文化情報学部科目担当の専任教員(有期)を募集しています。
募集職種:准教授(有期)または助教(有期)
募集人数:1名
担当予定科目: 「社会調査入門」、「社会調査演習」、文化情報学部必修科目、文化情報学トピックス科目の内、いくつかの科目
着任日:2026年04月01日
締め切り:2025年06月20日
詳しくはJREC-INの該当ページをご覧下さい.
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125021433

関西社会学会若手企画④「家族実践の社会学」 第3回公開研究会のお知らせ

本企画は「家族実践」の概要を整理すること及びその発展可能性を明確にすることを目的としています。家族実践(family practices)は、イギリスの家族社会学者D.モーガンによって案出された概念です。報告者は、教育社会学、福祉社会学、ジェンダー論など隣接領域を専攻しながらも共通して親子や夫婦といった「家族」を対象とした研究を行っています。それぞれの調査データにおける事例を家族実践と結びつけて考えます。

日時:2025年3月11日(火)13時00分-17時00分
場所:場所:関西大学 梅田サテライトキャンパス  701教室(オンライン併用)
住所:大阪府大阪市北区鶴野町1番5号   アクセス | KANDAI Me RISE – 関西大学 梅田キャンパス

お申し込み:対面・オンラインいずれの場合においても要・事前申し込みですので、お手数ですが前日までに以下のフォームからお願いします。
https://forms.office.com/r/snSq03mbuk

Ⅰ 企画趣旨の説明(13時00分~13時10分)

Ⅱ報告(13時10分~16時30分)
コメンテーター:戸江哲理(神戸女学院大学)、松木洋人(早稲田大学)
〇三品拓人(筑波大学)      家族実践からみる「子ども縁」の形成
〇戸井田晴美(一橋大学大学院)  ケアから虐待までの境界域における家族実践
〇宇田智佳(大阪大学大学院)   児童養護施設の子どもからみる家族実践
〇小西凌(三重大学大学院)    親が育った家族と現在の家庭――家族実践を通じた世代間の連鎖
〇森恭子(同志社大学大学院)   葬送・先祖祭祀における嫁の家族実践――奈良県旧都祁村地域を事例に
〇栗村亜寿香(京都大学)     独身者の交際・パートナーシップからみる家族実践
〇中森弘樹(立教大学)      「いる」という家族実践――多様化した家族と瘋癲の現在
Ⅲ.全体的な質疑応答と総合討論(16時30分~17時00分)
※本シンポジウムは、若手シンポジウム企画「家族実践の社会学」の一環であり、関西社会学会からの助成を受けて開催されるものです。

主催:家族実践の研究会
ご連絡先(三品拓人)

シンポジウムのお知らせ

以下のシンポジウムのお知らせが届きましたので、告知させていただきます。


日本学術振興会では、 大学等の研究機関を中心として、様々な分野における男女共同参画の取組に関するグッドプラクティス等の有意義な情報を提供するため、「男女共同参画推進シンポジウム」を開催しています。
第4回目となる今回は、「アカデミア×ジェンダー×グローバル 日本と世界のアカデミアにおけるジェンダーの現在地」というテーマにて開催いたします。
伊藤公雄先生による基調講演では、「誰一人取り残さない学術に向けて〜ジェンダーとインターセクショナリティの視点から〜」と題し、文化社会学やジェンダー論の視点から社会や学術研究の歴史と未来を考察します。第2部講演では欧州研究会議(ERC)からスピーカーをお招きし欧州の取組を紹介し、アカデミアにおけるジェンダーの重要性や今後について、グローバルな視点から考えていきます。
ご多用の折とは存じ、また直前のご案内となり恐縮ではございますが、関係各所へご案内いただくともに、ぜひ皆様お誘い合わせのうえご参加ください。
何卒お力添え賜れますようよろしくお願い申し上げます。

タイトル:JSPS男女共同参画推進シンポジウム「アカデミア×ジェンダー×グローバル ―日本と世界のアカデミアにおけるジェンダーの現在地―」
日時:令和7(2025)年2月27日(木)14:30~16:35【日本時間】
形式:オンライン開催(Zoomミーティング)
言語:日本語・英語(同時通訳あり)
参加費:無料
URL:https://cheers.jsps.go.jp/event/
(上記のウェブページからお申込みください。※先着順)

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第1部 基調講演 14:40-15:20 (質疑応答含む)
タイトル:「誰一人取り残さない学術に向けて〜ジェンダーとインターセクショナリティの視点から〜」
講演者:伊藤 公雄 京都大学・大阪大学名誉教授、(独)国立女性教育会館監事

第2部 欧州の現状と取組紹介(講演) 15:20-15:40(質疑応答含む)
タイトル:欧州の最新動向について “Inclusive Excellence in Europe”
講演者:Claudia Jesus-Rydin 欧州研究評議会(ERC)ERCEA Gender and Diversity Activity Groupコーディネーター

第3部 パネルディスカッション 15:50-16:30(質疑応答含む)
「研究に重要な男女共同参画について」
モデレーター:中野 亮平 北海道大学大学院理学研究院教授、JSPS男女共同参画推進アドバイザー
パネリスト:
伊藤 公雄 京都大学・大阪大学名誉教授、(独)国立女性教育会館監事
Claudia Jesus-Rydin 欧州研究評議会(ERC)ERCEA Gender and Diversity Activity Groupコーディネーター
甲斐 歳惠 大阪大学生命機能研究科教授、グローバルイニシアチブ機構学生交流部門長(総長補佐)

JSPS Symposium Flyer

第4回「関社インカレ博論セミナー(略称:KIDS)」(3月29日(土)対面・オンライン開催) プログラムと参加要領のご案内

今期研究活動委員会は、コロナ禍の2021年度から始めた「関社インカレ博論セミナー(KIDS)」を引き継いで、今年度も実施することにしています。そのプログラムが確定しましたので、ご案内いたします。この企画は、博士論文作成中の報告者が博論構想についての報告を行い、報告者が希望する他大学所属の教員がコメントして、その後フロアを交えてディスカッションするという、若手研究者支援と大学間の研究交流を目的として開始され、今回で4回目になります。今年度は、3月29日(土)に対面・オンライン(Zoomによるリアルタイム配信)併用で開催されます。会場は、関西学院大学大阪梅田キャンパス1408教室(14階)です。

参加は会員・非会員とも可とします(とくに、多くの院生のみなさんのご参加をお待ちしています)。参加希望者は3月27日(木)までに、下記のKIDS事務局メールアドレスに、希望者の氏名・所属・会員/非会員・メールアドレスなどの情報を付して申し込んでください。対面かオンラインかのいずれの参加にかかわらず、すでに申し込まれた方のほか、これから申し込まれる方には3月28日(金)に、Zoomのアクセス情報をメールにてご連絡いたします(Zoom情報は他の方に転送しないでください)。

KIDS事務局メールアドレス: ksa.dkids2024@gmail.com

また、このプログラムと参加要領については、各大学の院生メーリングリストなどで自由にご周知いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

関社インカレ博論セミナー(KIDS)プログラム(敬称略)

3月29日(土)10:45~15:30 司会:松田素二(総合地球環境学研究所)

【報告1】(10:45~12:00)

報告者:韓光勲(大阪公立大学 大学院文学研究科)

タイトル:関東大震災朝鮮人虐殺を記憶する――歴史家と人びと

コメンテーター:板垣竜太(同志社大学)

【休憩】

【報告2】(13:00~14:15)

報告者:朴洸弘(大阪公立大学 大学院文学研究科)

タイトル:元日本軍人のライフストーリー――韓国人研究者によるアクティブ・インタビューを中心に

コメンテーター:蘭信三(大和大学)

【報告3】(14:15~15:30)

報告者:範麗娟(関西学院大学 大学院社会学研究科)

タイトル:現代社会における宗族の社会的役割――武術における血縁的宗族と象徴的宗族を通じた観光資源化を事例として

コメンテーター:松田素二(総合地球環境学研究所)

関西社会学会若手企画 ② 「日本の近代を〈宗教的なるもの〉との関わりで考える――戦後の社会学者、思想家、文学者の残した可能性」 公開研究会のお知らせ【3月10日更新】

関西社会学会若手企画 公開研究会 「近代日本の知識人は宗教をどのように論じたのか―贖罪・救済と鎮めの文化/原理主義とナショナリズムとの対比から」

 

日時:2025年3月29日(土)14時~17時

開催地:神戸大学文学部B132教室(視聴覚室)

招聘コメンテーター:出口剛司先生(東京大学大学院人文社会系研究科 教授)

概要:

近代日本の知識人は宗教を議論する際、戦争犯罪をめぐる贖罪と救済、人びとの欲望を鎮静化する「鎮めの文化」としての側面、あるいは原理主義やナショナリズムという対比のように、宗教の教義それ自体よりも、宗教が社会にとってもつ意味や機能が論じられてきたと言える。その際、例えば作田啓一は戦犯受刑者の遺書を通じてキリスト教と仏教における「罪」と「救い」を、大村英昭は仏教論において「煽り」と「鎮め」を、戦後の柳田国男は祖霊信仰論で「土着」と「制度」という対立軸をつうじて、この点を議論している。

そこで本研究会では、3人の報告者が、それぞれ、作田啓一の初期研究における”罪責感”に含まれる意味と可能性、大村英昭による浄土真宗論を通した「鎮めの文化論」、戦後の柳田国男が国家主義と対比させた民間の祖霊信仰論という3つの各報告を行う。そしてコメンテーターに、『作田啓一vs.見田宗介』(2016)で、作田社会学を同時代の知識人のテーマであった「近代の超克」と関連させ論じ、作田啓一『価値の社会学』の解説も担当した東京大学大学院人文社会系研究科教授の出口剛司氏を招聘する。最終的に、近代日本の知識人が宗教をどのように論じ、そこから何を得ようとしたのかを議論する。

司会:宮部峻(立命館アジア太平洋大学 助教)

報告者:佐藤裕亮(立教大学 教育研究コーディネーター)

報告タイトル「初期作田社会学における”罪責感”の諸相」

報告者:松本隆(関西学院大学社会学部非常勤講師)

報告タイトル「大村英昭「鎮めの文化論」再検討ー「中途半端」であることの見直し、原理主義への誘惑に対する戒め」

報告者:松野靖子(関西学院大学社会学研究科研究員)

報告タイトル「柳田国男の祖霊信仰論ーナショナリズムとの比較」

主催:「日本の近代を〈宗教的なるもの〉との関わりで考える―戦後の社会学者、思想家、文学者の残した可能性—」研究班

共催:神戸大学社会学研究会、科研費課題(基盤研究C)「社会学的説明か、社会学的言い訳か——社会学的帰属理論の観点から」(23K01748)

一般参加可・事前予約不要

 問い合わせ先:(研究班代表者)松野靖子(関西学院大学社会学研究科研究員)

メール アドレス hzr31290〔AT〕kwansei.ac.jp

※[AT]をアットマークに書き換えてください。

『破壊の社会学』シンポジウムのお知らせ

関西社会学会会員各位

荻野昌弘教授退職記念『破壊の社会学』シンポジウムが、2025年3月8日13:30~16:45関西学院大学上ヶ原キャンパス 社会学部棟 202号教室にて開催されます。ご参加の方は以下のフォームからご登録ください。

https://forms.office.com/r/xPYxemjqU6

シンポジウムは事前登録なしでも参加いただけますが、会場準備等の関係から、できるだけ事前にご登録のほうお願いいたします。 なお、17:30 より阪急西宮北口駅にあるカプリシカにて懇親会(参加費5000円)も予定しておりますので、懇親会の出欠についてもご登録をお願いします。

懇親会場所
https://irishpub-capalluisce.com

何卒よろしくお願い申し上げます。
『破壊の社会学』出版準備委員会

出版記念フライヤー

2026年度第77回大会の若手企画募集について

研究活動委員会では、次の次の大会(2026年度第77回大会)時に、若手研究者がコーディネートする部会の開催を支援します。

この企画は、修士課程終了後、概ね10年以内の方が、プログラムの一般報告の時間に開催する、新たな部会を企画された場合、上限10万円の経費補助をおこなうものです。経費は、事前の打ち合わせの会場費、資料代(書籍代・コピー代)、当日学会員以外の方に登壇していただく際の交通費等に当てることができます。

若手企画の開催方法(シンポジウム、ワークショップ、ゲスト講演その他)や、準備のための研究会の運営方法(公開/非公開)や回数は、目的に沿うかたちで自主的に決めることができます。ふるってのご応募をお待ちしております。

企画の申し込み、お問い合わせは下記アドレス宛にEmailにてお願いします。関西社会学会ホームページ掲載の過去の若手企画部会記事もご参照ください。

①申し込みの際の電子メールの標題
「77回 若手企画 ○○○○(○の部分に氏名を記入)」
②申し込み記載内容
(1)代表者および参加予定者の氏名・所属・本学会会員/非会員の別
(2)若手企画のタイトルと概要(800字程度)
※上記(1)(2)の内容をWordまたはテキストファイルで作成し、メール添付にて提出してください。
※代表者は本学会会員とします。申請時点で非会員の場合、本企画への応募と同時に入会申し込みをお願いします。また参加予定者は応募時点で未確定でも構いません。
なお、部会への非会員の参加は、参加予定人数の半数を超えない限り可能とします。
③申し込み締め切り 2025年3月7日(金)17時
※企画の採否は2025年4月上旬開催予定の理事会で決定し、結果を同4月中旬にお知らせする予定です。応募者多数の場合、研究活動委員会で選考を行う可能性がある旨、あらかじめご了承ください。
④申し込み先
関西社会学会研究活動委員会E-mail: 2023kansya(アットマーク)gmail.com
※「2023」の箇所にお間違えのないようにご注意ください。
⑤備考
採択された企画については、研究活動委員との第1回の打ち合わせを2025年度第76回大会時(2025年5月31日)に開催する予定です。こちらもご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

(研究活動理事 梅村麦生)

2025年度第76回大会開催校シンポジウム(公開)・開催校企画展示について

今回は日曜日の午後に開催校シンポジウム「今、社会学教育に何が必要か」を企画しています。

近年、日本の学部の社会学教育では、単なる調査対象としてではない形で、社会と繋がりつつ社会学する実践、すなわち、市民活動や行政や企業とコラボしながら社会学教育する実践が拡がっている。この路線の背景には、本年11月に京都産業大学で開催された「日本社会学会100 周年記念講演会(ISA 会長のプレイヤー氏と東京大学名誉教授の上野千鶴子氏によるもの)でも示唆されたような20世紀社会学の歴史、すなわち、社会学のフロンティアがほぼつねに社会学化されていない市民社会の諸実践に対して社会学者が随伴者になることで切り拓かれて来たという成功史があるように思われる。だが、そのような20 世紀の成功体験があるからといって、現在の諸アクターとのコラボ路線が成功するとは限らないようにも思われる。そこで、まずは2 つの大学における社会学教育の今を丁寧に検討しながら、社会学と社会学教育の両方の未来展望を同時並行的に考えて行きたい、というのが、本シンポジウムの趣旨である。

具体的には、日本の学部教育での社会学教育の現在の課題と展望を探るために、「今、社会学教育に何が必要か」と題して、まずは、上野山氏(摂南大学)と岡崎氏(神戸学院大学)の両氏に、それぞれの本務校でのコラボ的な教育実践の実際を、具体性ある形でご呈示いただこう。

ついで、3人のコメンテーター(それぞれ、世代と専門のことなる3名である工藤氏、加戸氏、江口氏)から、両者の発表に関するコメントを述べて頂き、多角的に議論のフィールドを開いて行きたい。さらに、フロアからの発言を交えて、諸大学での実践の多様性も踏まえた議論を、関西社会学会のレガシーとなる水準にまで深めて行きたい。質疑応答時間を十分取る意図で、演題呈示者は2名に絞っているので、ぜひともフロアからも積極的な発言をお願いしたい。

報告者・タイトル(案):
上野山裕士(摂南大学) フィールド型アクティブラーニング(FAL)の実践から
岡崎宏樹(神戸学院大学)社会学の現在と社会学教育の現在-神戸学院大学での教育実践から
コメンテーター:工藤 保則(龍谷大学)、加戸友佳子(摂南大学)、江口 怜(摂南大学)
司会:好井裕明(摂南大学)、樫田美雄(摂南大学)

(大会実行委員会 山本圭三・好井裕明)

開催校企画展示:「万博とナショナリズム」
大会期間中、「万国博覧会が開催されることが、人びとにおけるナショナリズム的感覚に対していかに影響し得たか」という点を、様々な側面から検討できるような資料を展示することを考えています。具体的には明治期以降に開催された万博関連のポスターや配布チラシ、広告などなどを展示する予定です。

(大会実行委員会 山本圭三・好井裕明)